頭のゆがみのパターン
斜頭
- 向きぐせや斜頸のある赤ちゃんによく見られます。
- 頭頂から見ると平行四辺形に見えることがあります。
- 耳の左右差があることがあります。
短頭
- 仰向け寝の時間が長い赤ちゃんによく見られます。
- よく絶壁と表現されます。
- 頭の前後の長さが通常より短いのが特徴です。
長頭
- NICUで数ヶ月過ごした赤ちゃんに見られるといわれています。
- 保育器内で横向きの姿勢をとることが多いからといわれています。
当院では赤ちゃんの頭のかたちに悩まれる方のために「頭のかたち外来」を設けています。
頭の変形を測定する診察から、ヘルメット治療まで行うことができます。
お子様の頭のかたちが気になる方はお気軽にご相談ください。
あかちゃんの頭がゆがむ(変形する)原因には、病的原因と病的ではない外力による変形の2つに大別されます。
ほとんどは、頭を常に同じ位置に向けて寝ることで、接地面の成長が抑えられ、接地面以外が大きく成長し、「斜頭」や「短頭」といった頭蓋骨変形がおきます。
斜頭
短頭
長頭
外力による変形(位置的頭蓋変形症)の場合、基本的に脳の成長や精神発達に大きな影響を与えることはないと言われていますが、下記のような影響が出る可能性があります。
【整容】将来的な整容面(見た目)への影響
【機能】噛み合わせ、視力、眼鏡がかけにくい等
まずは、頭のゆがみ外来で診察を受けてください。写真撮影で構築した3D画像で、医師が頭の変形を評価します。
また、頭の骨の病気や、首の筋肉の病気(斜頸)などの病的原因がないか否かも診察します。
外力による頭の変形の場合、ヘルメット治療を行うのが最適です。
ヘルメットは頭の形状に合せてオーダーメイドで設計されており、1日23時間、2〜6ヶ月前後にわたって装着をおこないます。
頭の平らな部分にヘルメットで空間を作り、赤ちゃん自らの頭蓋成長を原動力として、丸みを帯びるよう成長を促します。
ヘルメット治療を始める時期としては、生後3ヶ月を過ぎ首がすわる頃からになります。
治療を行う時期などは診察時にご相談させていただきます。
赤ちゃんは日々成長・発達するので、一日一日が大切です。
お子様の頭のかたちが気になったら、早めに測定にご来院ください。
「頭のかたち外来」をご希望の方は、WEB予約か電話予約後にご来院ください。